2024年(令和6年)度版[第24期]家電リサイクル年次報告書
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352022年実施エアコン重機解体❶ 破砕・選別ライン導入(2023年10月)当社では、年間処理台数の増加(2019年の9万台から16万台へ、Bグループ品の処理品目追加)に対応するため、新たに竪型破砕機および選別装置(風力・磁力・渦電流など)からなる竪型シュレッダープラントを導入しました。新設備の導入により、従来よりも細かい破砕と精緻な選別が可能となり、金属および樹脂の回収率が向上しました。これにより、受入需要の拡大に対応するとともに、年々高度化する循環型経済の推進にも応えることができるようになりました。当社を含む拓伸会グループ8社では健康経営に取り組んでおり、2024年に経済産業省の「健康経営優良法人」に認定されました。健康経営の例としては、全社員(221名)を対象に生活習慣病に関するセミナーの実施、筋肉量や体脂肪量などを測定・フィードバックする“InBody体験”、日々の食事の栄養バランスを評価する“食育SAT”などを行っています。これらの取組を通じて、社員一人ひとりが自己の健康管理を積極的に行う環境づくりを推進しています。破砕・選別ライン冷蔵庫解体ライン生活習慣病セミナーの様子■所在地:沖縄県うるま市字州崎8番地2■再商品化施設操業開始時期:2001年4月■取扱品目:家電4品目(エアコン、テレビ、洗濯機・衣類乾燥機、冷蔵庫(断熱以外))■2024年度処理台数:約18万5千台■対象地域:沖縄全域(離島含む)■ホームページ:https://www.takunanrecycle.co.jp/❷ 冷蔵庫解体ラインの更新(2024年1月)冷蔵庫の受入メーカー種範囲の拡大に伴い、ラインの更新を行いました。冷蔵庫の基板をしゃがまずに回収できるようステージ化を施し、さらに作業支援装置として駆動ローラーコンベア、昇降回転テーブル、反転機などを導入したことで、月間処理台数が1,000台から3,000台へと大幅に増加しました。今後も作業効率の改善を進め、家電リサイクルに貢献してまいります。健康経営優良法人認定証てつす。」当社は1953年に創業し、「拓鐵興琉:鐵を企業理念に掲げ、沖縄県内(離島含む)で発生する鉄・非鉄スクラップの金属リサイクルをはじめ、自動車・家電・産業廃棄物のリサイクルを行っています。また、家電リサイクル業務については、指定引取場所・リサイクルプラントともに、家電リサイクル法が制定された2001年当初から取り組んでいます。ひらを拓おこいて琉球を興Ⅲ章製造業者等の取組2.3 家電リサイクルプラントの紹介

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