従来工法鉄板付VIPで剥離切削バー振動刃カッタースリッター切断新規開発工法カッター刃拡大図(オリジナル開発品)真空断熱材(以下、VIP)を使用した冷蔵庫の入荷割合は年々増加傾向にあり、VIP中のグラスウールが起因となる搬送系詰りトラブル防止、回収物純度向上、ウレタン断熱材固形燃料の品質向上などの観点から、VIPを事■カット用ツール検討はつるさまざまなカット用ツールで実証実験した結果、火花レスで安全性が高く、切断加工速度も稼げる、カッター刃によるカット工法に最も優位性がありました。■工法開発項目カッター刃装着のロボットを活用した新工法では、従来工法に比べて「加工速度」、「切断操作性」、「作業環境」などを大幅に改善することができました。■実証実験装置カッター刃装着のロボット●オフラインの自動剥離カット装置を導入し、カッター刃の耐久性アップを検証します。●VIP剥離カット工法だけでなく、VIP中のグラスウールチゼルウォーターツール47振動工具(チゼル)を利用した手作業※外装鉄板をカットし剥離方法切断加工速度100mm/s切断経路その他蛇行しやすい課題:振動・騒音による作業者への負担大ジェットディスクエンドミルロータリー前回収する必要がありました。従来は振動工具(チゼル)を使用して手作業でVIPを剥離していましたが、作業者の身体的負担軽減・作業環境改善のために、より安心・安全な自動剥離カット工法を開発しました。自動カット実証実験装置を取り出し減容する工法も開発を進めており、冷蔵庫解体設備にインライン化し、省人化や素材別回収(鉄とグラスウール)を目指します。カッター刃装着のロボットによる自動カット※外装鉄板とVIPを一緒にカット500mm/s(冷蔵庫1面当り15~20秒程度)直進性あり効果:自動カットによる作業環境改善&省人効果溶かすナイフレーザープラズマガスⅢ章製造業者等の取組(2)安全・労働環境の改善
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